シルクスクリーンで格安Tシャツを作るには・・・😆
オリジナルTシャツを作るとき、まず気になるのは「どのくらい費用がかかるんだろう?」ということだと思います。 特に初めての注文だと相場もよく分からないですし、大体の金額を把握してから発注するかどうかを判断する人もいるのではないでしょうか。 Tシャツの印刷方法には主に「シルクスクリーンプリント」「転写プリント」「インクジェットプリント」「カッティングプリント」などがありますが、何枚かまとめて作るのであればシルクスクリーンでの製作が最も適しています。 こちらでは「なるべく安く作りたい」と考えている人に向けて、シルクスクリーンで格安なTシャツを作るコツを紹介します。
★一度に注文する枚数を増やす
シルクスクリーンの料金体系は基本的に「アイテム代+版代+プリント代+送料」となっており、コストを抑える上で重要なのが版代です。「版」はTシャツにデザインを印刷するための型のようなもので、1色1箇所のプリントにつき1版必要になります。
アイテム代とプリント代は枚数によって変動しますが、版代は1枚でも10枚でも変わらないので、たくさん注文することで1人あたりの負担額を減らすことができるのです。
さらにシルクスクリーンといえば同じデザインのTシャツを一度に大量生産できるのが特徴。 つまり枚数が多ければその分作業効率が上がります。
色々な業者を見ていると「1枚からでも注文可能!」と記載しているところもありますが、10枚未満の注文だとプリント料金が割高になったり小ロットチャージがかかったりする場合がほとんどです。
製作の内容次第では9枚注文するより10枚注文した方が合計金額が安くなることも。 1枚あたりの単価を下げるには1人でも多くの人に声をかけ、できるだけ注文枚数を増やすのがポイントです。
★デザインをシンプルにする
せっかくオリジナルでTシャツを作るんだからとことんこだわりたいなんて気持ちもあると思いますが、シルクスクリーンではデザインの色ごとに版を作らなければならないので、プリントの色数や箇所数が増えるとどうしても金額が高くなってしまいます。
またシルクスクリーンの特性上、フルカラーやグラデーション、1枚ずつ番号が変わるといったプリントは向いていません。 そのため、安く作るなら1色1箇所プリントのように単純な製作内容にするのが望ましいです。
しかしデザインによっては2色以上使った方が見栄えが良くなることもありますよね。
そんな時におすすめなのがTシャツの地の色を活かす方法です。
例えばパンダのイラストをプリントする場合、通常だと白と黒の2色プリントになりますが、Tシャツカラーを白にすれば白の部分はTシャツの地の色を使い、黒1色だけでデザインを再現することが可能です。
色数を減らすとどういう仕上がりになるのか想像できない場合はホームページ上でデザインのシミュレーションができる業者もありますので、そういったものを活用するのも良いでしょう。 どんな風にプリントしようかな?と自由に考えられるのもオリジナルTシャツならではの醍醐味だと思います。 ちなみに1色1箇所プリントでもラメや蛍光インク、特大版を使用すると通常料金に加えてオプション代が発生するので注意が必要です。
★Tシャツを安いものにする
一口にTシャツと言っても様々な種類があり、素材や生地の厚さ、機能性で値段が変わります。
中でも注目したいのが生地の厚さです。
Tシャツの生地の厚さを表す単位をオンス(oz)といい、この数字が大きくなるほど生地が重くなり厚くなります。 普段馴染みのない単位なので、オンスと言われてもなかなかぴんとこないですよね。 目安として文化祭や体育祭など短期間のイベントで使用するなら3〜5オンス、部活のウェアやお店のユニフォームなど繰り返し着用するなら5〜6オンス、より分厚いものを好むなら7オンス程度のTシャツを選ぶのが一般的です。
中には「薄手の商品だとすぐだめになってしまうんじゃないか?」と感じる人もいるかもしれません。 確かに厚手のものに比べると耐久性は劣りますが、生地が薄いからといって一度の洗濯で穴が空いたりインクが剥がれたりするわけではなく、最近では改良を重ねて安くてもある程度の品質をキープしている商品もあります。
枚数を増やしたりデザインを変更したりするのが難しい時は使用目的に合ったTシャツを選ぶのも一つの手ですね。
★まとめ オリジナルTシャツはオーダーメイド品なので高い印象を持たれがちですが、製作内容を工夫すれば市販のTシャツより安く発注できることもあります。 シルクスクリーンの版代やプリント代は業者によって異なりますので、格安で作るには事前の下調べが不可欠です。 もちろん値段がすべてではありませんが、出せる金額には限りがありますし低予算で作れたら嬉しいですよね。 そのためには何社か候補を決めて比較検討し、自分の希望に合った依頼先を探すように心がけましょう。